アルコールストーブを磨こう // 缶の塗膜研磨 |
アルミ缶のエポキシ塗料の削り方
基本的には塗膜は缶の保護をしているのでやらない方が良いが比較的小さい缶160ml等は350ml缶に比べると若干厚いので大丈夫と思います。
アルミ缶は中身をあけてしまうとベコベコするのでプルトップをあける前に中身が入った状態で行います。
また、ストーブ本体は出来あがっても力をあまり入れないで誤魔化しながら磨けます。
まずは使う範囲を線で描き大体の位置を覚えておきます。冷蔵庫で冷やしていると手が冷たいので常温で行ってください。
最初に使うペーパーの番手で仕上がりが決まりますので注意をしてください。
耐水ペーパーを使うときは水道を出しぱっぱなしで行うと表面の状態が良く見えます。
耐水ペーパー#400ぐらいでやったら塗料を落とすのに40~50分ぐらいかかりました。ただ仕上がりはピカピカになります。
今回は水を使わず乾磨ぎの紹介です。
ペーパーは#180

一定方向にペーパーをかけて横にはずらさないでください。一度横方この傷が入るとなかなかと取れません。少しずつ回しながら均等に削ってください。ヘアーライン仕上げ(髪の毛ぐらいの細い線を表面に加工)として磨き傷が残るようにします。


手は真っ黒に

ほぼ下地のアルミがでてきた状態。これぐらいなら次の工程で取れます。

スチールウールを少し多めにとり握るようにして磨きます。
先ほどの小さい磨き残しは指先でちょこちょこやればとれます。
これも一定方向に回して横にはずらさないようにしてください。

全部奇麗にとれたら次はコンパウンドやピカールを使い仕上げます。
コンパウンドも番手があるので注意してください。
写真のものはドイツ製金属磨きです。仕上がりが少し黒っぽくなります。
使用する布はネルか使い古した綿のティーシャツが良いようです。

ブラッシュ仕上げの感じで出来あがり
水で洗って中身を飲んでください。
重量:-0.5㌘

仕上げ磨きにグラインダーのバフを使う方法もあります。

つづく
alcohol stove【超軽】のシリーズにブラッシュ仕上げが近日中に発売予定です。
ヤフオク出品中
alcohol stove【超軽】ショーティー
alcohol stove【超軽】Tiショーティー
alcohol stove【鎧】ちび
alcohol stove【鎧】オープンジェット
alcohol stove【鎧】ツインジェット
alcohol stove【鎧】チムニー


結構大変ですね....
中味入りで磨くとなると、落ちている缶で作るわけにも行かず、マジ、中味の処理も大変でしょう。
何かの溶剤で一発というわけにはいかないですか?
テントのシールをする時にシンナーを溶くのに空き缶を使いますが、確か、内部も薄膜があるんですよね。シンナーで溶け込んでいないかなと、ちょと心配になりつつも手軽なので使ってしまいます。
素の缶が欲しいですよね。

>やらない方が良いが、、、
に説得力があることを実感しました(笑)
ヘアーライン仕上げ:SUS加工でコーナー溶接の後、薄板でマスキングしてシュワーッ!とやったことを思い出しました。後処理のほうが余程
時間も労力も根気も必要でした(爆)
そうか、最後に「水入り」になるのか。オチも付いて、、、、完璧どす◎
18日の朝日新聞日曜版に、缶の特集記事が大きく載っていました
現在、7割がアルミ缶だとか。内圧が掛かるのでBEERなどの場合には
0.1mm厚みなのだとか、世界最薄の品質で困るョ!
販売しているストーブの缶は店頭にあるものでは結構凹みがあるので箱単位で買っています。
溶剤は硫酸なら落ちそうですがアルミも熔けちゃうかしら、硫酸の処理も困るし・・・
缶内部もエポキシコーティングしてありますが、シンナーでは熔けださないと思います。
素の缶ですが最近フィルムコーティング系が多くなるつつあるようで二液性のエポキシを塗布するより環境面でもコーティングに移行すればと願っております。
カットごとに綺麗な手でシャッターを押すため手を洗っていますから実際はもっと黒々ですよ!ナイロンたわしで洗わないと落ちません。手も磨いております。
ヘアーラインは手で入れるときには専用の番手ごとにブラシがあります。
感じとしてUS缶のほうが薄いようです。