Mr,ENTOTSU : アルコールストーブを創ろう

2007年 07月 09日

Mr,ENTOTSU

"トウキョー・コレクシヨオン2007"stove-off meetingにて『ターボー』さんの煙突君とulgoodsさんのCaldera Cone Stove を直に拝見することができ感心していました。
かなり刺激となり、帰りの終電間際の電車に乗れてホットしていたら自分なりにアイデアが浮かび早速忘れない内に創ってみる事にした。

自分なりのアイデアとは
＊鍋を風から遮断する。
＊上部の孔（チムニー効果の出口）は横風からの影響を受けないように垂直方向へ抜けるようにする。（以前、薪ストーブのテストの時に上にケトルを載せたら突風が斜め上から風が入り下部の吸入部から炎が逆流して出たことがある。）
＊ストーブは薄く燃焼部面積を大きく。ちび缶と比較テスト。
＊プロトタイプは円筒形で効果を見る。その後円錐形にするか？

スノピーＴｉ７００をセットする。
ビス頭をフックとして円筒上部に隙間を形成しており円筒を止めるフック孔を数か所あけてあるので直径が変わり他の鍋も付けれるようにした。

鍋の固定とチムニーのアウトポート周辺

今回創った薄いストーブとちびストーブ
薄いストーブのスペック
【重量】9.4㌘　
【要量】40cc　
【タイプ】Open Jet 　　
【Top Hole】40Ф　　　
【Jet Hole】1.5Ф×30孔

燃焼テスト結果
水：400ｃｃをスノピーＴｉ700に入れて
室温２６℃　無風　９５℃到達時間
３５０ｍｌストーブ　3:40
１６０ｍｌストーブ　6:20
室温２６℃　小型扇風機弱　９５℃到達時間＿燃料３０ｍｌ消費時間
３５０ｍｌストーブ　4:55　30ｍｌ＿6:00
１６０ｍｌストーブ　8:00　30ｍｌ＿10:00

室内無風で９５℃到達時間が３：４０秒は今までの最速。新記録となりました。
燃焼中は上部鍋との隙間から一部炎が出て本体中央部は赤熱化してました。
１６０ｍｌ缶は少し高いようで火力が十分発揮しないようです。
後は剛性が気になるとこで、やはり少し大きくなってしまうのがネックですね。
今後は円錐形にするか材質を変えるか思案しなくては・・・
風対策とストーブと鍋底の高さが気になるところです。

収納はナルゲン４Ｏｚに巻きベルクロにてとめてみました。